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「地味やったけど、自作のDVDを見せられ、テーブルに札束を積まれたら、誰かて『お金持ちやわぁ』と思うわ」と怒るのは、借金を申し込まれたという熟女ホステス。容疑者は、10年間に計15人から約3億7000万円を詐取したとみられている。
詐欺男が“つかみ”に使ったのが、数年前に制作した自ら主演するDVDだった。
「別府勇夫」の芸名で「艶歌(えんか)に生きる」「俺(おれ)は天下の色男」の2曲を収録した。作詞・作曲は関西で活躍するプロに依頼し、大阪駅前や中之島や道頓堀などをそぞろ歩く姿が計約10分。ジャケットには道頓堀川のイラストがあしらわれるなど本格的なもの。これを約100枚作製して、“名刺代わり”に配った。
ところが、実際鑑賞してみると、本人の歌声は入っておらず、曲に合わせて歌詞がテロップで流れるだけの、いわゆるカラオケ仕立て。キャバレー関係者は「実は、むちゃくちゃ下手なんですわ」と打ち明ける。
何とも締まらない話だが金の扱いは実に巧妙だった。「勘定はいつも、輪ゴムで束ねた100万円の札束をポンと出し、『精算してきて。キミもほしいだけ抜きなさい』というんですよ」(熟女ホステス)
そうしてホステスがなびくと、今度は「いま手元に現金がない」などの理由を作り、50万円や100万円の借金を依頼。ところが、これまた高利子をつけ、60万円、120万円にしてすぐ返すので評判を呼んだ。
熟女ホステスは「50代、60代のベテランはバブル時代に小金をためた人も多い。それに、今は若いコに比べて指名も少ない。そんな事情を逆手に取って、ホンマに許されへんわ」と憤慨する。
実際の生活は、家賃1万6000円の安アパートで年上妻と2人暮らし。妻は“裏の顔”を全く知らなかったという。